ブルーブラック2
俯いた視界に入ってきたのは男の人の足。
そしてその声に顔をあげると隼人が立っていた。
「具合でも悪いんですか?」
「ううん。大丈夫!おはよう、早いね」
隼人はいつもと違う百合香の雰囲気を感じて体調を心配する。
しかし百合香はそれを交わして先にエレベーターで2階へと向かうのだった。
「·····」
隼人はもしかしたら体調だけではなく、何か問題があって悩み事でもあるのかもしれない。
それもあって昨夜は思い切って椿に電話をしてみたのだが···
ここ数日様子がおかしい、と百合香のいなくなった廊下を暫く見つめたまま改めてそう思っていた。
ガチャ
「おはよう··ございます」
「··おはよう」
そしてそれはこの柳瀬智が絡んでいるのではないかと勝手に推測する―――。