ブルーブラック2


「どうだ?··くーちゃん」
「お前··わざと今呼び方考えただろ」


開店5分が過ぎてから智は1階の江川の元にいた。
最終日の今日も、やはり着ぐるみ役は江川で決まったらしい。


「モテてるって噂聞いてるぞ」
「···ほんと、お前は···シメるぞ」


智が江川にそういうのは“子どもに人気”ということを示唆していた。
江川は子どもが嫌いという訳で機嫌が悪いわけではない。
同期の智にここ3日間、何かとこのネタでいじられるのに機嫌を悪くしているのだ。

勿論本気ではない為···


「次は店長がやれ。“一日店長·くーちゃん”とかって。警察署とかでもやるようにたすきかけて」
「···この企画は今年いっぱいかな」


そんなやりとりをしているところにちょこんと参加してきた人物がいた。
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