【New】スイートな恋をめしあがれ♡
「……や、ヤダッ!」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。優しくするから」
その言葉とともに、彼の顔がさらに近づいてくる。
全然だいじょうぶじゃない!
この状況、絶対ダメだよ!
もう、ダメ……!
だれも助けに来ないという恐怖のあまり、ギュッと強く目をつぶった。
そのとき。
「なにしてんの?東川くん?」
東川くんのうしろから、男の人の低い声が聞こえてきた。
東川くんがあたしから顔を遠ざけて、振り返る。
た、助かった……?