【New】スイートな恋をめしあがれ♡
まだ腕は拘束されたままだったけど、ひとまずホッと息をつく。
「あ?だれだ、お前。ジャマすんなよ。これから楽しくなるんだから」
後者裏にある大木のの陰になっていて、あたしたちからは彼の顔は見えない。
「楽しむのは勝手だけど。ソイツ、泣いてるし、ほっとくわけにはいかねぇんだよ」
「お前には関係ねぇだろ」
「……へぇ?そんなこと言っていいんだ、俺に」
彼がザッと1歩、東川くんに歩み寄った。
そして、彼と東川くんの視線が交わった。
次の瞬間、それまで余裕そうな表情をしていた東川くんが、あたしの腕をバッと勢いよく離した。
腕が解放されたのはうれしいけど……東川くんはどうしてそんなに驚いているんだろう?
ううん……怖がっている、というほうが正しいかもしれない。
その証拠に東川くんの体はかすかに震えていた。