左の予感 
あなたの左。

今は私の指定席。

ソファ-の隣。

ベッドの隣。

車の助手席。

隙あらば

すっと滑り込む私。

それはいつも左側。

そして感じる

ゾクっ

あの感覚。

伸びてくる左手があたしの肩を引き寄せる。

ああ、好きだ。

この後に来る安心感。




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