触れる音感 《密フェチ》
触れる

「ちょっと待って」

手を捕まれて振り返った。

狭いワンルーム。

向こう側の窓から入った、太陽にすかされて、短い髪が薄茶に輝く。

可愛い感じに整った、その顔。

今日は、高熱のせいで、ちょっと、目が潤んでいて。

可愛さ倍増。

< 1 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop