狂おしいほど。

「会いたかった」

そう言いながら、彼に抱き着いた。

「俺も、だな」

耳元をくすぐる甘い声。
身体中から香る匂い。

止まらないドキドキに身体の内側から、熱い何かが溶け始めた。

「ずっと抱いていて」

なんて、言葉がスラスラと言えるのは、
彼にだけ―――


囚われたのは私。

捕らえたのは私。


狂おしいほどに香る、甘い甘い匂いに―――



< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

真昼の月

総文字数/695

その他3ページ

表紙を見る
彼の瞳に捕まりました!
  • 書籍化作品
[原題]僕と、最低で最悪な恋をしよう

総文字数/96,843

恋愛(オフィスラブ)239ページ

表紙を見る
確かめてみない?

総文字数/939

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop