囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
「別に好きじゃないわよ?助けてくれただけで…。それにあたし何も知らないじゃない?神崎さんみたいに知りすぎてる人は選んだりしないわ、きっと」
「夏凪…」




また辛そうな顔をしたのだろう。哀しそうな顔であたしを見る瑠愛にあたしは胸を締め付けられる。




それでも瑠愛に哀しい顔をさせたくなくて。




「だから…良いのよ」
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