囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
あたしの連続蹴りは見事なまでに決まり、あたしはいとも容易く夏乃の前にたどり着く。




「参るぞ、童のお姫様?」




これではどちらが「寵姫」かわかったものではない。
それでも神崎さんから少しでも離れたかった。




神崎さんは汚れた女を護って良い男じゃない。
もっと高みを飛んでいると、あたしは確信しているから。
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