すき。すき。すき。


「じゃあ、早いとこ逃げなよ。」

私はにっ。と笑って見せた。

は?と言いたげな顔で
女の子は口を開けたままになった。

「起こられる前に
逃げた方がいいよ?

さあ、行った行った!」

私は女の子の背中をぐいっ。と押す。

女の子は戸惑いながらも
体育館を出ていった。

これでいい。

「これの片付けは私がやるので
みなさん、今日はおつかれさまでした!
手間取ってすみませんでした。
では、解散!」

…これでいい。

< 20 / 20 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop