赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
そんな事が続き、優しかった人達は暴言を残して去って行った。


疫病神。

魔女。

悪魔。


良く無い出来事は全て自分の所為にされた。


「そんなだから、強運のミラおばさんと神様の加護がある神父様くらいしか相手にしてくれる人はいなかったんです」

(その神父様も完全には不運を受け流せなくて、結局来てくれなくなったけれど……)

心の中でそう付け加えてから、キサラは困り笑顔を浮かべ告げた。
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