赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
そんな空気を壊したのは無機質なノックの音。


コンコン


「あ、はい」

キサラはほとんど反射的に返事をする。


そうして入ってきたのはダンテ。

その後ろからもう一人女性が現れた。


「失礼致します--と。ジューク様、いらしたのですか?」

入室の挨拶の後、ジュークが居る事に気付いて軽く驚いていた。
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