赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
その吸血鬼は出来る限り吸血衝動に耐えていたが、いつまでも耐えきれるものではない。


時折城を出て街に下りては血を吸ってくる。

せめて殺さない様にと、一度に何人もの娘の首に噛み付いた。


そんなことが何度も続くと、流石に街の人間達が黙ってはいない。

吸血鬼を殺せと囁かれ始めた。


そんな折、吸血鬼の前に魔女が現れた。

「魔女ぉ!?」
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