君の声がききたい
ひまわりの季節
「「同棲!?」」


ほぼ同時に同じ言葉を叫ぶ、修也と隼人とハルちゃん。


あれから数日後

沙和の捻挫も少し良くなったし、今日は沙和がこの前行けなくて残念がっていた、飲み会をやることになった。


飲み始めて少したった時…

俺は沙和と同棲することを、3人に話した。




「同棲かぁ」

「いいじゃん!」

「俺もいいと思うよー」


3人は多少酔っ払いながらも、賛成している様子。




「いつ引っ越すの?」


ハルちゃんが、ウーロンハイを飲み干したあと俺に聞いた。



「まだ決めてないけど…とりあえず夏休み中には引っ越したいと思ってる…」


俺はタバコに火を付けた。




「もうすぐ夏休みだもんなー」

「俺手伝うよ」

「私も私も」


「もちろん、お前らに頼むつもり」


俺がそう言うと、みんなは「あはは」と笑った。






ふと、俺の横にいる沙和を見ると…沙和はビールを飲みながら俺たちを見て笑っている。

俺は沙和に話しかけた。



――『ごめん。会話ついていけてる(汗)?』


ついつい、手話なしでしゃべってたぜ(汗)
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