君の声がききたい

引っ越し前夜

沙和side


もう何度鏡を見ただろ…

何回メイクを直したかな?

髪をセットし直しまくり。

服を何回着替えたのかわからない…




今日は奏んちに泊まる。

泊まる=・・・・。


きゃ〜〜〜〜〜!!!!!




洗面所の鏡に映る、自分の服やメイク、髪をチェック。


変じゃないかな?

メイクケバくないかな?


気合い入りまくりなこと、バレない程度におしゃれしたかったのに…

なんかバレバレな気が(汗)



ピアスは外そうかな…

それともこのネックレスを……




〜〜゙゙〜゙




すると…ポケットに入れている携帯が震えた。

すぐに携帯をポケットから出し、画面を見る。



―――――――――
【奏】
【Re:Re】


もうすぐ着くから、
マンションの下にいて。


ーENDー

―――――――――



メールを読んだだけでドキドキする…。

私はすぐに返事を送り、カバンを持って家を出た。


そしてエレベーターに乗り、1階まで下りる。

この間も…ドキドキは止まらない……
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