君の声がききたい
「なんだ、いるじゃん。なに居留守使ってんだよ」
「………!」
ドアを開けると、そこにはやっぱり隼人の姿が…
隼人はロンTに短パン姿で、髪や服が少し濡れていた。
「…傘は?」
「持ってきてねえよ。」
「なんで?」
「家目の前なんだから、いらないじゃん」
「もう…」
あたしはバスタオルを持ってきて、隼人にわたす。
隼人は「サンキュ」と言って、体を拭いていた。
「つーか、ひとり?おばちゃんは?」
!
「ひとりだよ。お母さん、今日は会社の飲み会なんだ」
「ふうん。あがっていい?」
「…うん」
バスタオルをあたしに返して、靴を脱ぐ隼人。
あたしはバスタオルを洗濯機の中に入れて、冷蔵庫からペットボトルのお茶を出して隼人にわたす。
「ありがと」
「うん…」
隼人はリビングの床に、あぐらをかいて座った。
あたしは隼人から離れたソファーに座る。
「…どうしたの、急に来たりして。何かあった?」
さっきまで隼人のことで泣いていたから、隼人に気づかれないよう、少しそっけない言い方になってしまう。
「………!」
ドアを開けると、そこにはやっぱり隼人の姿が…
隼人はロンTに短パン姿で、髪や服が少し濡れていた。
「…傘は?」
「持ってきてねえよ。」
「なんで?」
「家目の前なんだから、いらないじゃん」
「もう…」
あたしはバスタオルを持ってきて、隼人にわたす。
隼人は「サンキュ」と言って、体を拭いていた。
「つーか、ひとり?おばちゃんは?」
!
「ひとりだよ。お母さん、今日は会社の飲み会なんだ」
「ふうん。あがっていい?」
「…うん」
バスタオルをあたしに返して、靴を脱ぐ隼人。
あたしはバスタオルを洗濯機の中に入れて、冷蔵庫からペットボトルのお茶を出して隼人にわたす。
「ありがと」
「うん…」
隼人はリビングの床に、あぐらをかいて座った。
あたしは隼人から離れたソファーに座る。
「…どうしたの、急に来たりして。何かあった?」
さっきまで隼人のことで泣いていたから、隼人に気づかれないよう、少しそっけない言い方になってしまう。