君の声がききたい
「ん~?」


お茶を飲みながら、返事をする隼人。



ひとつひとつの仕草や行動、話し方…

昔っから隼人は変わってない。


隼人は隼人のまま。



だけどあたしは変わってしまった。

幼なじみのこと好きになるなんて…

隼人からしたら困るよね…





「ちょっとさ…お前に報告があって…」

「…報告?」


ズキンと胸が痛い。





「あのさ…西野に……」


・・・・。




「告られた…」

「・・・・」





胸は痛みを通り越して、なぜだかすーっとしている。





「なんで…そんなこと…わざわざあたしに…」


声が震える。
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