君の声がききたい
「だろ?」


修也と笑いあう俺。







「ねーこのあとカラオケ行きたくない〜?」


……!

沙和がいなくなった途端、美穂が急に口を開いた。



「いいね〜行こ♪」

「お勘定してもらっちゃう?」



・・・・。


美穂と恵里佳の会話は、明らかに俺に聞こえる声で言っている…



カラオケは歌を歌うところ。

歌を聞くところ。


沙和はきっと歌えない…

歌を聞くことができない…




…………。














不愉快極まりない。
















「俺ら帰るわ」


残っているビールを飲み干し、カバンから財布を出す俺。




「え…もう?もうちょっといれば??」

「いや‥いい。なんかお邪魔みたいだし…」


財布から俺と沙和が飲んだ分の金を出し、テーブルに置いて席を立つ。
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