君の声がききたい
ちらっと美穂と恵里佳を見ると…2人は気まずそうな顔をしている。


俺はそんなのを無視して、さっき修也と話す時に使ったノートとペンと、沙和のバックとヒールを持ち、トイレの外で沙和を待つ。

しばらくすると、沙和がトイレから出てきた…






「………!」


トイレから出てきた沙和は、俺を見つけるとびっくりした顔をする。

俺は、沙和を待っている間に打ったメール画面を、沙和に見せた。




―――――――――
【TO】

ここ出て、
2人で飲み直そうか

ーENDー

―――――――――



それを見た沙和は、修也たちがいる座敷の席を気にしつつ「うん」と、頷いた。

沙和は店のサンダルからヒールに履き替え、自分のバックを肩にかけると、俺は沙和を先に歩かせて店を出た。










がやがや


外へ出ると…居酒屋の中のうるささとは、また違った感じで賑わいをみせている。

周りにある数え切れない居酒屋を見渡し、目に入った店に決めると、俺は沙和を連れて店に入った。






「こちらへどうぞ」


やってきた店の店内は、落ち着いた雰囲気で、全室個室のスタイル。

これなら周りを気にしないで、沙和と話せると思った…





「またビールでい?」


俺がメニューを沙和に見せてそう言うと、沙和はニコッと笑って頷く。




「なんか食う?好きなの選んでいいよ」
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