HERO
目を開けると、外からの光が眩しかった。


ああ、やっと朝が来た。



ところで。


この部屋に抱き枕があっただろうか。



いや、なかった、確実になかった。


眩しくてよく見えてなかった視界が、徐々にそれを視界に捉える。



「おはよ、美亜さん」



抱き枕なわけない、抱きわんこ...じゃなくて。


いつの間にか、わんこを抱き枕のようにギュッと抱きしめて寝ていた私。



そして、困った顔のわんこ。



「動いたら、美亜さん起きちゃうかなーと思って」


「うん、ごめん」



抱きついていた腕を離して、わんこを解放する。
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