HERO
「やめて、できもしないくせに」


「そんな風に言ったって、男はやめないよ」


「わんこはしない、ヤらない、ねえ、そうでしょ?」


「何も知らないのに、どうしてそうやって決めつけられるの?」



馬鹿わんこのくせに。


心がザワザワする。



ドキドキ、とかじゃない。


これでもまだ、わんこは何もしないと私は思ってる。




「うわ、ねえ、人ん家でそういうことする人だったっけ?」



急に聞こえたその声は。


いつの間にか部屋に入って来ていた女の人。



多分、なっちゃんさん。
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