HERO
「..さん...美亜さーーーん!」


「うわあーー!でっかい声耳元で出さないでよ!」


「だって、何回呼んでも起きないし」



そう、気づいたら助手席で寝てしまっていた。



外を見ると、さっきのネオン街とは打って変わって、街灯がいくつか並ぶだけの場所だった。


よし、とりあえず森の中の秘密基地ではなさそうだな。




いや、待てよ。


こういうところだと、廃墟を秘密基地にしてしまうという可能性はないだろうか。



そうなると、ベッドなんてないんじゃないか。



なんて、見た目は子ども、頭脳はなんちゃらばりの推理をたてていると、彼はさっさと車から出て行った。
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