HERO
「美亜さん、ただいま!好きなもの買ってきた...」



仕事から帰ってきたわんこが、私の部屋へと入ってくる。


ベッドの上には、辛うじてタオルケットをかけて隠されているけど全裸の私。



多分、胸元までしかタオルケットがかかってないから、肩とかを見ればわかるだろうな。



それよりも多分、床に投げ捨てられた服を見れば一目瞭然だろう。



ゆっくりと、ベッドに足を進めるわんこ。



「美亜さん...?」


不安そうなその呼びかけに、私は答えなかった。



窓の外を見て、わんこのことは見なかった。
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