HERO
「もう大丈夫だから、ほっといてよ。ティッシュのことは悪いと思ってる、途中で嫌になったの、ごめんなさい。これでいいでしょ、もう出てって」



わんこは何も言わずに、本当に部屋を出て行った。


そうだよ、わんこには何もできない。



だからお願い、これ以上、心配なんてしないで。


私はわんこに、何も話してあげられないから。



それにもう、何も考えたくなかった。



自分がどんな女なのか。


考えれば考えるほど、嫌な方にしかいかなくて。


頭痛もひどくなって。



その日の夢にブルーが出てきて。


夜中に目が覚めてからは、眠ることができなかった。
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