HERO
「いや、あの...すいませんでした」


さっき幽霊コスプレが似合うとか、それっぽいとか言ってた高校生たちが謝る。



今さら謝ってもらってもね。


ていうか別に気にしてないし。



これじゃあまるで私が気にしてるみたいじゃん。



「何が?」


あたかも何を謝られているのかわかってないように。



「その...似合うとか言っちゃったんで」


また言ったら同じだろうよ。


ちょっと、とか女の子が静止させてたけど、もう遅いし。



「ああ、別に。全然気にしてないから」



駄目だ、気にしてる感が全面にでてしまった。
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