HERO
「眠い...疲れた」



そう言って、わんこはそこで寝ようとする。


ソファの上で、私を抱きしめたままで。



ちょっと待て待て。


ここで寝るのか、座ったまま、しかも私を巻き添えにして。



「待って、ベッド!自分の部屋のベッドで寝たほうがいいよ」



そんなことを言い終わる前に、もうわんこは眠りについていた。


きっと、熱が上がってる。



眠ってやっと気付いたけど、呼吸は荒くて、体も熱くて。



ごめんね、ありがとうね。


でもね。



ここで寝るのはやめようか。



「さすがの俺も、公共の場ではいちゃつかねえわ」



急に部屋から出てきたブルー。


そうじゃん、あんた、いたんじゃん。
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