HERO
結局、多分セイラって人が置いてったらしきものを、惜しげも無く使わせてもらった。



だって、使っていいってあの人言ったし。


お風呂から出ると、さっきまでうるさかったのに、もう静まり返っていた。



え、何?


もしかして、二人とも寝た?



べ、別にいいんだけど、普通客人置いて寝ないでしょ。


あ、客人じゃないのか、私。



なんだっけ、ピンクとして働くんだっけ。



よくわからないけど、このふかふかのベッドのために、そうするしかない。



ヤらないで寝るのって、久しぶりだ。
< 37 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop