HERO
「とぼけたフリしたこと、後悔させてあげるから」


「ふーん、どうやって?」



何それ、余裕こいちゃって。


私だけ余裕がないみたいで、むかつく。


だって自分で押し倒しといて、ものすごくドキドキしてる。


偉そうなこと言っといて、本当はどうしてやろうかなんて何も考えてない。



それを見透かされるのが恥ずかしくて、とりあえず、キスしてやった。


苦しくなるくらい、長く、長く。


でも、結局息が上がってるのは私だけで。



悔しい、恥ずかしい。



「服、脱いでよ」


「美亜さんが、してくれるんでしょ?」



本当に目の前にいるのがわんこなのか疑ってしまう。


もう、心臓がもたない。
< 432 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop