HERO
「ねえ、私のこといつから好きだったの?」


まさかソファの上でそんなことしてたなんて、誰にも気づかれるわけにはいかなくて。


それでも気怠さを感じて動けなかった私。


気遣って、私の部屋のベッドまで運んでくれたわんこ。



今は私のわがままで、隣で一緒に横になってくれてる。



「んー...いつからかな。多分、最初から気になってたんだと思う」


「最初って?」


「美亜さんのお母さんに写真を見せられて、この子を助けてくださいっていわれたときから」


「何それ、写真見ただけじゃん」


「うん、でも、それで美亜さんに会いに行ったときにはもう、多分特別な存在だった」



馬鹿じゃん、なんて返事しかできなかったのは、本当に恥ずかしくてたまらなかったから。
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