HERO
仕事ですから、なんてわんこは言ってるけど。



授業を受けてくれだなんて頼むの、おかしいでしょ。



「ねえ」



急に声を発したことで、教授は驚いたように私を見た。



そして、私の次の言葉を待っている。




「何でこんな事頼んだの」


私がそう言うと、教授は肩を落とした。



そして深いため息をついて、話し始めた。




「君も見ただろう、教室の後ろに数人立っていたスーツの人達を」


...いたっけな、そんな人達。



眠さと格闘していて、後ろなんて気にしてる場合じゃなかったからな。
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