HERO
「な…何なんだ君は」


「だから言ったでしょ、ヒーローだって」



馬鹿にしたように若い男が言う。


篠原圭介は今度は顔を真っ赤にして「くそっ」と言って、そそくさと荷物を持って出ていった。




あー、もう最悪。


「お金」が手に入らなかった。



「何、あんた」


「何度も言わせないでよ、ヒーローだって」


「ばっかじゃないの、何てことしてくれたのよ」


「いやいや、君こそ何てことしてんの、桜田美亜さん」




なんで、私の名前まで知ってるの…?
< 8 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop