HERO
だいたい、篠原圭介のことも知り過ぎてる。


副社長だなんて、私は知らなかった。



「一体何よ。あんたのせいで、稼げなかったじゃない」


「いけませんな。何してるかわかってんの?」


「何が?やりたい人に体を提供してあげて、報酬をもらってるだけじゃない。
ついでにホテルに泊まる。寝る場所とお金の確保にもってこいだわ」




若い男は、ため息をついた。


それでもまだ、彼は笑顔だ。



「ふーん、可哀相」


「何が?」


「君の体。そんなにいらないなら、俺にちょうだいよ」




えっと、今、何て言った?
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