ご奉仕ワーリィ
――
「ん……」
体がやけに温かい。
皮膚から中まで染み渡るような、春の陽気を浴びた心地よさに似ている。
適度な重さによる圧迫が、マッサージされているようで身心共に癒された。
目を開ければ、彼がいる。
寝る前に『そうなれ』と思ったから、これは夢かと思いそうになるも、彼の表情を見て、胸ががんじがらめになった気がした。
「ラハ、ティー……?」
いつもと違う彼の顔に指を添えた。
笑顔以外の顔は、もしかしたらこれが初めてで、見たくはない好きな人の表情だ。
悲しみ。
こちらが悲哀を感じるほどに、彼は泣きそうに目を細め、唇を固く結んでいた。