ご奉仕ワーリィ
「ち、ちがっ、これは……!」
違うわけないのだけど、違うんだ。
一人でシた指先を作為的に彼の顔に触れさせたかったわけでなく、というか、そもそも私がこんな行為に及んだのは、変態王に変な薬を飲まされたからであって、私は淫乱で変態な子じゃないから――
「うぅ……」
とかなんとか言い訳したところで、私の多感ぶりを否定できるわけもなかった。
女として最悪だ。
女ならもっと清楚で、性的なことに顔を赤らめてしまうぐらいのウブな反応が可愛いと思うのに、こんなんでは、私が侍女を見る目と同じ目線で男の人も見てしまうだろう。つまりは、ドン引き確定だ。
「わたし、その……」
こんな私を嫌わないでと出てきそうになったけど、そもそも彼が私を好きでいるのか分からない。