ご奉仕ワーリィ
(二)
彼とのこんな中途半端行為が続くようになったのは、一ヶ月前の私の馬鹿な行いが招いた結果でもあった。
18となった私に性欲がないわけではなかった。未経験でも知識なら知っていて、無性に快感に身を委ねたい時は来るものだ。とは言っても、やることと言えば、一人で慰めるような、まあ、ええと、そんなアレだけど……
生理前とあってか(関連あるか知らないけど)、その晩はやけにむずむずするというか、発散しなければストレスに変わってしまうと思い、私は一人でベッドに潜り込んでシていた。
王女としてなんて不埒な、と思えど、夜な夜な男求めてさ迷い歩くよりはまだ十分に健全だ。
そりゃあ、こんなことする自分に不潔さと背徳感を覚えてしまったけど。