ご奉仕ワーリィ
「陛下のお言葉――可愛らしい告白を聞いた以上、俺はあなたへのぞっこんぶりを体現するだけですよ。
もっとも、あなたの人生設計を壊したくないので、二人っきりのとき限定になりますが」
胸がきゅうぅと痛くなることを聞いたので、胸に手を置く。
「ですが、陛下が公にしたいと言うならば、俺は容赦なく公の場でも同じように愛しまくってさしあげますが?」
胆がきゅうぅと縮まることを聞いたので、ぶんぶんと首を振った。
見せられるか、あんなことをっ。
「同じじゃなくて……私は、少なくとも……い、いちゃいちゃできるぐらいの、ちょっとしたことが、したくて……」