ご奉仕ワーリィ


「愛してますよ、陛下」


やけに余韻残る言葉で、顔から火どころか湯気まで出てきそうになった。


絶対間抜け顔になっていると気づき、彼の胸に顔を当てて、俯く。


ぎゅっと手を握り、肺に空気を溜め込んだあと。


「私も、あい……愛してる」


そうやって返せば、抱きすくめられたので、心がきゃーとはしゃいでしまった。


これが愛し合う本当の姿なんだなぁと実感し、これがあるならば、結婚も我慢できると思った。


彼がそばにいてくれるなら、それでいい。私の愛は変わらないであり続けるだろうから。


「陛下」


呼ばれたので顔をあげれば、彼の顔が迫ってきて。


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