ご奉仕ワーリィ


「メンスゥオオレッ、我が愛しのオトメはまだオトメであるか、確かめに馳せ参じたぞおぉ!」


本気の殺意というのを初めて覚えたので、ハーブティーを入れていたポットを上半身裸銀バエに投げつけた。


陶器なので殺傷能力には長けているはずなのに、それを顔面キャッチした銀バエは血の一滴すらも流していない。……なんでだ!


「こんの……っ」


次は椅子でも投げようかと思ったけど、その前に、彼に捕まって、布団にぐるぐる巻きにされる。


ミノムシ状態な私を自身の背に置き、ゆっくりとフィスト王と向き合う彼は――


「ゴミ処理場の下水と生活排水の下水、どちらがよろしいでしょうか」


何の話だ……。


彼から真っ黒の空気が漂い初めもして、こちらは布団で体を覆っても、寒気しか出てこないわけだけど。


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