ご奉仕ワーリィ
およよよょ、とハンカチを取り出す彼女にため息を吐きつつ、確かにそんな可能性もあるのかなぁと思う。……失礼極まりないけど。
「ですが、一大事であるのは変わりありませんよ。好きな殿方とのお子を産みたいと思いませんか」
「それは……、互いに好き同士だったらの話だけど……。そういうあなたは、産まないみたいね」
「嫌ですわぁ、王女様。使い捨て玩具なんかの子供なんか欲しくありませんものー」
「……」
何人の男性が、枕を濡らしてきたのだろうか。
「どのみち、何が原因でも、最後までやりたいなら――ええ、だとすれば、王女様。あなたの腕の見せどころですよ」
そう言って彼女は舌を、でろりと出した。妙に長くて艶やかな舌だ、それが生きているがごとくうねうねしたのだから鳥肌が立つけど。