ご奉仕ワーリィ
「さすがは王。皆一斉に、王の威風堂々ぶりに熱い眼差しを向けていますよ」
いや、明らかに殺意の眼差しのような。
今にも一人殺せそうな眼差しがあちこちにできあがっている。
「さて王よ。ここは一度、その威風堂々唯我独尊ぶりを山向こうまで轟かせるために、王の敵たる男どもをのしてはいかがでしょうか?」
「おお、なかなかの名案だ!我が親愛なる従者よっ。ふふ、私の勇ましさを聞いたオトメが、山向こうでも濡れるほどの伝説を残してやろう!来いっ、欠陥品どもが!私が皆まとめて相手してやろう!」
「勇ましいです、我が親愛なる主よ。では僭越ながら、私めが進行を。――というわけで皆々さまーっ。王があなた方の中にふつふつ煮えたぎる思いを受け止めてくれるそうなんで、問答無用で一斉にかかってきてくださーいっ。
とりあえず、顔と股間以外でしたらどこでもオーケーなんで、殴るなり切るなり煮るなり焼くなり、好きにやっちゃってくださいねー!」