* 甘々な先輩 *





「つーか勝手に“詩織ちゃん”

 とか呼んでんじゃねーよ」


「何でだよーっ、いいだろ?

 それくらい」





先輩はその友達を軽く睨んで


食べ始めた。





「てか遥人!

 俺らにちゃんと彼女紹介しろよ!」


「はぁ?今目の前にいるだろ」


「ちゃんと言わなきゃ

 俺ら納得できねぇ!」





先輩はひとつため息をつくと





「お前らは親かよ…」





って呆れた顔をしてあたしを紹介し始めた。




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