Sweet Life



う、うん?


な、何か…重く温かい。


目を開けるとまだ真っ暗…真夜中


で、この重みと温もりは


俺の背中に菜摘が抱きついて腹に手が足に足が絡んでた。


そして


「スゥ~スゥ~」


背中から規則正しい寝息が聞こえてる。


コイツ、いつの間に俺のベッドに入って来たんだよ。


こんだけガッチリしがみついて寝息が聞こえるのはだいぶ前に入り込んだんだよな。


とにかく足だけは退かしてっと。


体の向きは…


駄目だ。


動いたらコイツの目が醒める。


ふぅ~


こんな状態で後何時間我慢するんだよ。


何とか手を伸ばし携帯を


まだ3時過ぎか。


はぁ~


……





いっそのこと起こそうか。


だけどまたご機嫌が悪くなるし。




< 108 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop