Sweet Life



「ううん。高校生じゃないから」


「年上?」


「うん」


嘘じゃないもん。


「そっか。…そいつのこと好きなのか?」


「うん」


樹が言う通りなら杉下君は私の事を女性として好意を持ってくれてるらしいから、ちゃんと私には好きな人がいるって、杉下君の好意には応えられないって知らせておかないと。


「高原がそんだけ好きな奴ならいい男なんだろうな」


「うん。あ、だけど」


「うん?」


「杉下君、ごめん。唯ちゃん達も知らないから…」


「まだ付き合ってないのか?」


えっ?


ど、どうしよう。


「大学が受かってから…私、器用じゃないから」


「受かったら告るのか?」


「あ、うん」


神様、ごめんなさい。


菜摘は嘘をついてます。


でも…仕方ないんです。


どうかお許しを。


心で神様に謝った。


「じゃあ、それを励みに頑張れるな」


「う、うん」


「頑張れよ。天野(唯ちゃんの名字ね)達には内緒にしとく」


「うん、ありがとう」


話してる内に三叉路へ


「じゃあまた明日な」


「うん」


杉下君はニコリと笑い手を振って…


何か…悪いことをしたな。


仕方ないとはいえ嘘をついたんだもん。


あ~ちょっと自己嫌悪




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