Sweet Life



樹が呆れたように



「相変わらず早とちりだな」


顎に手を掛けて顔を上向かせ


「泣くな」


唇で涙を拭う。


「ヒ、ヒック…だ、だってマ、マンネリだって…い、言った。たつき私に飽きたんでしょう?ヒック…」


「はぁ?やっぱりお前は馬鹿だな」


「ど、どうせ私は馬鹿だもん。ヒック…ヒック…ワァ~」


本格的に泣き出した。


いつもならこんなことくらいで泣かないんだけど、樹が金髪美人とデートしてたとか夕べの帰りが遅くて酔ってたこととかで疑惑がいっぱい膨らんで不安で…その不安が解消された安心感やマンネリって言われたことでやっぱり飽きられとかまた不安になって…心がパンクして涙が止まらなくなった。


「ワァ~ァァァ~」


「泣き止めって」


「泣き止めない…と、止まらなくなった~」


樹が「はぁ~」と溜め息をついて


「風邪ひくぞ」


バスタオルで私をくるんで寝室へ



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