Sweet Life

「ば～か！変なこと考えんな。お前がその気になんないのに抱いたって…お前には苦痛なだけだし、俺もその気のないお前を抱いたって楽しくもない」


「……」


「お前が抱いて欲しいって思うまでは待ってやるよ」


「樹…そ、それでいいの？」


それは嬉しいことだけど、樹には…


「ただし」


「えっ？」


「お前がその気になるようには攻めるけど」


「…へっ？」


どういうことですか、それは？


片方の口角を上げてニヤッと笑い


「こういうこと」


「えっ？ち、ちょっと…ｩｩﾝ」


また唇が奪われた。


「ﾌ…ﾌｧ…ｩｩﾝ」


また私の口内を激しく甘く…


――


―


ぅ、ぅうん？


な、何か…違和感


――


―


違和感を感じる方に意識を…


って…


何とか唇を離し


「な、何を！何処を触ってるんですか？」


樹の手が服の上からではあるけど、む、胸を触ってる。


「ん、胸」


「……」


そ、そんなさらっと言わないで下さい。