114歳の美女
 (俺がちょっと目を離すと、男を誑かせやがって。『昔昔』のマスターに始まって、課長の古田、大学生のイケメンと、次から次に、よくもまあやってくれるよ)


 智也が憎しみの目で、超イケメンの大学生を見た。

 その時、超イケメンの大学生が、ときの肩に手を廻した。


 (やめろ。やめろと言ってるんだ。男は蝿だ。ときの周りを、ぶんぶん羽音を鳴らして寄って来る。あっちに行け。あっちに行かないか。・・・行かないなら殺してやる)


 智也が果物ナイフを持って立ち上がった。

 「殺してやる」

 「殺してやる」

 智也が若者達の所へ。智也の目は赤く血走っている。


 「俺の女房にちょっかいを出しやがって。殺してやる」


 智也が果物ナイフを振りかざした。


 「女房?こいつが亭主か」


 超イケメンの大学生が、後ろにのけぞりながらわめいた。







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