114歳の美女
 「少しの間、お貸し頂けないでしょうか」

 智也が吉のに尋ねた。
 
 「臍の緒の事なんか、見た事も聞いた事もおへん」

 吉のは冷たく言い放った。
 

 「一度、お探し頂けないでしょうか」
 「期待をせいで下さいね」
 

 「それから、この件はときさんには、内密にお願いします」
 「用件はそれだけどすな」
 

 「ツーツーツー」


 吉のは、一方的に電話を切った。

 電話の切り方から、吉のが心証を悪くしたのが、智也にはわかった。





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