114歳の美女
「ぶどう酒飲ませてもろてもええどすか」
ときがぶどう酒の瓶を手に持った。
「いいですよ。でも、ここで飲んでもいいのですか」
「構しまへん。ここのマスターは、おむつを替えてあげた仲どすから」
「へえ~」
(マスターとは、おむつを替えて上げた仲か)
智也がマスターの顔を見た。
ときはカウンターの中にいるマスターに、ぶどう酒の栓抜きを借りに行った。
戻って来ると、ときはそれでコルクを器用に抜き取った。