114歳の美女
 二人目は
 阿相さわ  94歳
 
 
 阿相さわさんは、何と尋常小学校1年、2年の時の同級生。

 彼女にときの小学校当時の思い出を語って頂いた。

 その抜粋をここに再現する。


 「えっ、阿相さんは、ときさんの小学校の同級生なんですか」
 「はい、1年、2年の時は同じ組どした」


 さわがぽつんと呟いた。


 「ときさんは、どんなお子さんでしたいか」
 「背が低かったどす。恐らく組で一番どしたやろな」

 「そんなに小さかったのですか」

 「あてらより年下かと・・・。同じ学年やのにそないな事ありまへんわな」

 「ときさんの方が、ずっと先に生まれた事はご存知でしたか」

 「へえ、そうどしたんか。成長が少し遅い位しか・・・」



 「ときさんは、阿相さんより、20年位先に生まれていたと思いますよ」


 「てんご言わんといておくれやす。あてらより年下に見えたときはんが、実はあてよりずっと年上やと。あほらしい」


 「事情は、何も聞かされていなかったのですね」
 「聞いてまへん」


 さわは腑に落ちない表情を露骨に表した。





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