力のある者
「なにすんだよ!」
「いいじゃん、ちょっとぐらい、ナギのこと嫌いじゃないもん♪」
「そうゆう問題じゃないだろう」
「そうゆう問題だよ♪」
「ってか、嫌いじゃないってどうゆうことだよ」
ニッと笑い。フォーレはさらに強く抱きしめてきた。おかげで俺はバランスを崩して床に転がってしまった・・・・・。

その後―――――――。
フォーレの部屋に行ったときはまだ明るい色だった光は黄金色に変わり、廊下を歩いていた俺はその光を顔にうけ自室に向かっていた足を止めて、左手で光りの道筋を断ち顔を隠して窓から光りのそそぐ廊下をまた歩き出した。
自室の扉は閉まっておらず部屋には誰も居ないように思えた。
はぁ~疲れた・・・・・・・。まあ、あれはあれでよかったかもしれないけど・・・・・・・。
「リバース?ただいま・・・・」
だが返事はない・・・・・・。
どこいったんだろう。
とりあえず俺はフォーレとの話などの疲れを癒すためにベッドに横になった。
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